月別: 2016年3月

INGRESS 小説

「ゆ……ち……が………」

いつもなら、通り過ぎれば何も起こらないはずだった。
けど、今日はいつも通りの毎日ではなかった。
誰かが、耳元で何か囁くような、そんな感じ。
そして、どこかで聞いた事があるような、懐かしい声。
だから、つい。。。

「あなたは、一体……」
「ゆーり、おっはよ!」

突然、会話の答えのように、返事が着た。
あわてて振り向くと、そこには同じクラスの親友の琴里が居た。
長いストレートの黒髪で、天パがかかっているワタシから見れば羨ましくてしょうがない。
確か、こんな話から親しくなっていったように思う。

「琴ちゃん、おはよー」
「今日のさー、カブの英語やってきた?
あいつの、最後の訳わからなくて…」
「ワタシは、何とか分かったよー」
「ゆーり、お願い、見せてっ!」
「うん、合ってるか分からないけど、いいよー」
「ゆーり、愛してるっ!」

抱きついてきた琴ちゃんの頭を撫でながら、学校へ向かう。

INGRESS 小説

「いってきまーす」

返事が来ないことは分かっているけど、取りあえず声をかけてしまう。
小学生の頃は、返事が返ってきていたのになーと思いながら、見慣れた道を歩き始める。
同じ制服の生徒が、ちらほらと散見するようになった時のこと。
建物にもやがかかっているように見える建物が視界に入った。
視力が落ちたわけではなく、その建物だけが少しぼやけているように見えるのだ。
数日前からだろうか。
何の前触れもなく、突然それは起こった。
一緒に帰る友達に聞いてみても、そんな事は無いと言う。
不思議に思いつつも、特に何か不便があるわけではないので通り過ぎる。

INGRESS 小説

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『だ、ダメです夏目先輩、そんな…』

部活終わりなのか、2人以外誰も居ない美術部の部室。
赤い夕焼けが入り込む中、夏目先輩からの突然の告白。
これはもう、断る理由なんか、あるはずが無い!
ワタシは、夏目先輩の次の言葉を待った……。
けど、何かおかしい。
夏目先輩とは、憧れてはいるけどそんなに話したことが無いし、そもそも夏目先輩には彼女がいるという噂もある。
どうして、ワタシを。。。
そこまで思った時、遠くから、非常ベルの音が、聞こえ、て、来て。。。

そこで、目が覚めた。
見慣れた天井。
聞き慣れた目覚ましの音。
微かに香る、朝ごはんの匂い。。。
ここは、そう、自分の部屋だ。
なんてことは無い、憧れの先輩から告白されるという夢を見ていた、だけだった。

「あーあ、あとちょっとだったんだけどなー…」

特に明確な理由も無いけれど、なんかそう思って仕方が無い。
あと数分、目覚ましが鳴るのが遅ければ。
もしかすると。。。
顔が、少しニヤけてしまう。
夢とはいえ、憧れの先輩が出てきたのだから。

「今日は、良いことありそ」

月曜日だけど、なんか頑張れそうな気がした。
未だに自己主張するベット脇の目覚ましを止め、水玉模様の布団から出て、軽くのびーっとしてみる。
一瞬、姿見に映った自分の顔が、若干赤いような気がしたのは、多分気のせい。
お気に入りのフワモコスリッパをはいて、朝の行動がようやく始まる。
部屋から出て、右の突き当たりの洗面台で洗顔と歯磨き。
高校に入学して2ヶ月、なんとなーく生活のリズムが出来てきているように思う。
階段を降りて、リビングへ。
そこでは、新聞を広げたお父さんと、ご飯を作ってるお母さんとの微笑ましい姿が、あるわけもなく。
テーブルの上のお弁当の包みを横目に見つつ、シリアルの朝ごはん。
一息ついて、学校へ行く準備を始める。

INGRESS 小説

その日は、普段と変わらない、昨日の延長の1日になるはずだった。
いつも通りに起き、学校に行って、友達と遊んで帰る。
今思うと、いつもと変わらない毎日に、何か刺激を求めていたのかもしれない。
そんな無意識な心の声に、彼女がー。。。

Booting Niantic software v1.00.0…

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